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聖サバス大修道院長 St. Sabas                       記念日 12月 5日


 6世紀頃、多くの修道士は完全な隠遁生活をしていた。サバスは、エウティミオという有名な聖人がエリコとエルサレムの間の荒野の洞穴に住んでいることを聞いて、18歳の時彼の所へ行って、弟子達の仲間に入れてくれるように頼んだ。その時、エウティミオは、彼に向かって30歳になったら来るようにと言って、彼を聖テオクティストの修道院へ送った。
 そこで、サバスは修練を積み、30歳になった時、エウティミオに許されて、1週間のうちの5日間は洞穴に住み、週末には修道院へ帰ることになった。しかし、エウティミオは、サバスが祈りだけに耽ることを許さず、毎日、小枝でバスケットを10個作るように命じて、毎土曜日に50個のバスケットを修道院へ持ち帰らせた。
 エウティミオが亡くなった時、サバスは4年間荒野で孤独の生活を送り、その後、隠修士たちが時々いっしょに集まって祈りを献げる修道院を創立したが、まもなくパレスチナ中のすべての隠修士の長上に任命された。エルサレムの総主教が彼を教会の用事のために時々派遣したのは、彼のすぐれた智慧が有名だったからであった。しかし彼は常に荒野へ帰って、修道院を創立したり病院を建てたりした、最も大きいマール・サバ修道院には、今では正教会の修道士たちが住んでいる。サバスは532年、94歳で死去した。